あなたの会社が欲しいのは
「イノベーティブ人材」それとも「コンサバ人材」?(その1)
VUCA時代の変化に対応できる組織とは
~VUCA時代に進化できる会社を創る人材とは~
現代はVUCAの時代と言われています。VUCAとは不安定(Volatile)・不確実(Uncertain)・複雑(Complex)・曖昧(Ambiguous)の頭文字をとった言葉で、「既存のやり方、あり方では通用しない事業環境の変化がものすごいスピードで起こる」状態を意味します。例えば2年前に始まったコロナ禍によって、すべての会社において想像を超えるような変化が起こりました。人に会えない、営業ができない、客が集まらない等々の事態によってホテルや飲食、ブライダル関連業界では数多くの会社が破綻しています。あるいはSDGsの流れが急速に拡がったことによってそれまでの収益の柱となっていた事業そのものが否定される事態となった会社も多くあります。プラスチックを製造していた会社はどう対処すれば経営を存続させることができるかと頭を抱えていることでしょう。
組織を変えるのはイノベーティブ人材
このような時代となったことで、すべての会社は否応なく変化せざるを得ない状態となっています。既存の事業を見直し、事業のイノベーションを起こさなくては会社を成長させるどころか維持することもできなくなっているのです。そのためには組織を変革し、人の思考と行動を変化させなくてはなりません。ではどのような組織、どのような人材が必要とされるのでしょうか?それはいうまでもなく「イノベーションを起こせる組織」を創り上げることであり、その主役は「イノベーション人材」なのです。では「イノベーション人材」とはどのような人材をいうのでしょうか?そしてそれを阻むと言われている「コンサバ人材」とはどのような人でしょうか?そのようなことについて次号から詳しく紹介したいと思います。